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竹富島の種とり祭り

竹富島には、世持御嶽(ユームチオン)という場所が、
「種子取祭(タニドゥリィ)」のメイン会場となります。
その賑わい振りは、八重山地方最大の祭りとも言われています。

奉納芸能というメインの日は、島の出身者の多くが帰省し
観光客はというとどどっと押し寄せます。

臨時便の船が出てピストン輸送に近い状態で夜遅くまで
運航されるのです。

石垣島から一番近い離島?なので船も10分です。
気軽に渡れるので普段から人気です。

さて、御獄(うたき)は、オンとも呼ばれていますが、
集落の樹木が生い茂った中にあって、村の人びとの祖先である
祖霊神がまつられているそうです。
もともとは「安全な場所」「水のある場所」という意味だそうです。

豊年祭や結願際などの祭りの際には神女と呼ばれる女性によって
祈られ、「神歌」が語り継がれています。

琉球王国時代に、中央集権的な国家基盤を固めるため、
島に古くから伝わる祖先信仰や自然崇拝の信仰を司る神女たちを
組織化し、国家的な宗教組織を整備したと言われています。

島々の各町村ごとに任命され、豊作祈願や漁の安全祈願などの
祭祀を取り仕切っていたため、行政を担う地方役人とともに、
地域を統制する役割を果たす事になってしまっと歴史書に記述
されています。

神女組織の頂点には、王の妹や親族の女性が就任し、
宗教的に住民の心をコントロールし利用したのです。

今は歴史的な無形文化財になっていると言えます。

御獄は、勝手に入ってはいけないので注意。


さて種子取祭は、
旧暦の9、10月中に廻り来る甲申(きのえさる)の日から
甲午(きのえうま)の日までの十日間にわたって毎年実施されます。
メインは最後の2日間で、2008年は奉納芸能初日10月17日(金)と
二日目の18日(土)です。
伝統的な歌や踊りが集落毎に次から次へと披露されます。

最終日の前夜から一晩中、村の家々を知らない人も知ってる人も
お祝いしながら飲み歩くユークイを目当てに来る観光客も多いとか。。。
たくさんお客が来た家が幸運が訪れるとかで、
この日だけはどの家もオープンなのです。

聞いた話では、みんな道端で酔いつぶれたりしてるそうですが、
ハブが居るので注意ですね。
でも、あまりの人の多さにハブも驚いて出てこないのかも。

私はまだ八重山の伝統的な祭りに一度も遭遇した事がありませんが、
いつか日程が合えば参加してみたいです。
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