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沖縄県の風土と歴史について

沖縄県は、日本の最南端に位置し、九州と台湾のほぼ中間にあります。東西約1,000km、南北約400kmにわたる、約160の島々からなる県です。本当に広いです。本島の年間平均気温は22.7度(那覇市基準)と暖かく、夏は30度を超え、冬は10度前後まで下がります。5月〜10月くらいまでは、県内のほぼどの地域でも海水浴ができます。
石垣市や竹富町のある八重山諸島では、沖縄本島よりさらに暖かく3月〜11月頃まで泳げ、冬でも天気が良ければ泳ぐ人がいるほどです。私も実際3月に海に入りました。日焼け防止にラッシュガードを着ていたので寒くてもカバーできました。海水温が高いので、案外暖かく感じます。むしろ、曇りで太陽が見えない時や風があると海から上がったほうが寒いです。

気候は亜熱帯性気候で、サンゴ礁に囲まれた青い綺麗な海と海洋生物、マングローブやガジュマルなど独特の植生をもった南国の森が特徴的です。実は、マングローブという植物名は、海水と淡水の両方で生息する植物の総称だそうで、様々な種類があるそうです。西表島や石垣島で見ましたが私には区別がつきませんでしたけど。。。

また、沖縄県内では数多くの動植物の固有種も確認されていますが、近年では、ノグチゲラやヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど絶滅危惧種に指定されているものも多くなっています。西表島でセマルハコガメ(天然記念物)という陸にしか生活しない珍しい亀を見ました。動植物を捕って売る人がいて問題になっています。

歴史的には、琉球王朝が栄え、本土とは異なる独自の文化を築き、三線(サンシン)という弦楽器が広まり、八重山のバサーという農作業衣装を着ての労働歌や琉球王朝の雅やか衣装での舞踊なども有名です。世界遺産にもなている首里城では歴史的な資料を見る事もできます。

シーサーなどの工芸、ミンサー織や芭蕉布などの服飾、食肉としてのヤギ、豚肉料理などの食文化、アルコール度の高い泡盛、など魅力ある文化があり今も多くが伝承されています。
琉球王朝時代は宮古島や八重山を中心に人頭税といって、15歳から50歳までの男女に一律に税が課せられ貧民や病人には重い負担となっていました。

第二次世界大戦では米軍の猛攻撃により多くの島民が犠牲になるなどし、県内各地には
多くの戦火の跡が点在しています。近年、アメリカ国防省内で発見された資料によって、当時の島民の悲惨な事実が明らかになってきています。

今なお、東洋一とも言われる嘉手納基地など米軍基地が多く残り島民の苦労は耐えません。人々の収入源の多くは観光産業に支えられるところが多く、観光客も年々増え続けていますが、県民の平均所得は全国的には最低となっている厳しい現状があります。

私は本土の人間ですが、美しい自然と暖かい人々に癒され移住まで考えるようになってきました。そんな沖縄の良いところも紹介していきたいと思います。
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